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ホンダ・モーター・アルゼンチンで急展開

ASIMRAはホンダと承認協約を締結した。

アルゼンチン:数カ月に及ぶ議論を経て、IMFに加盟するアルゼンチンの監督職組合ASIMRAは、以下の事項についてホンダ・モーター・アルゼンチンと合意に達した。

●ASIMRAは、ホンダ・モーター・アルゼンチン監督者の労働協約の交渉機関として承認された労働組合である。
●両当事者は、市況の見通しと会社の状況を分析したうえで、2010年中に労働協約を取り決めるべく専念する。
●両当事者は、ホンダがカンパナに開設予定の工場について労働協約交渉を開始する。
●両当事者は、社会平和の枠内で労使協調を維持する意思を持っている。

ユルキ・ライナIMF書記長は、「他のいくつかの企業で団体交渉機関としての承認を得るために苦労してきたASIMRAにとって、これは素晴らしい業績だ」と述べた。

ブエノスアイレス州カンパナのホンダ工場は2009年後半に開設されることになっていたが、このプロジェクトは経済後退が原因で中止に追い込まれた。すでに建設工事が再開している。この工場は2010年4月に操業を開始し、約800人の雇用を生み出す。

アルゼンチントヨタでも進展が報告され、さまざまなレベルの監督機能の存在が承認された。アルゼンチンの労働大臣はASIMRAに、労働省がこれらの事実を間もなく公式に承認すると伝えた。ASIMRAは、ブエノスアイレス州サラテのトヨタ工場でホワイトカラー労働者300人の代表承認を求めるにあたり、ブルーカラー労組SMATAから支援を受けている。

ASIMRAはIMFの支援を受けて、アルゼンチンで活動している他の自動車会社でも同様の展開を要求している。

[2009年12月8日――アンヌ=マリー・ミューロー]