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GLUが修士課程プログラムの受講者を募集

世界労働大学(GLU)は、持続可能な開発、社会的公正、国際労働基準・労働組合、経済政策・世界機関に関する修士課程プログラムを開講する。応募締め切りは2010年3月1日である。

全世界世界労働大学(GLU)ネットワークは、以下の労働関連修士課程プログラムを実施する。

●労働政策とグローバル化(ドイツ)
●労働と開発、経済政策、グローバル化と労働(南アフリカ)
●社会経済と労働(ブラジル)
●グローバル化と労働(インド)

上記各コースは、ドイツ(カッセル/ベルリン)のカッセル大学とベルリン経済・法科大学、南アフリカ(ヨハネスブルグ)のビトバーテルスラント大学(WITS)、ブラジル(サンパウロ州カンピナス)のカンピナス州立大学(Unicamp)、インド(ムンバイ)のタタ社会科学研究所(TISS)で実施される。

このユニークかつグローバルなプログラムは、上記各大学と世界中の労働者組織との協力の成果であり、その対象は、労働・社会運動の経験があり、これらの分野で組織を支援し、社会的対話や公の論議、政策実施により効果的に取り組みたいという意欲のある者である。

コース参加者は、労働者・労働組合の視点から総合的にグローバル化の課題を分析・議論する。これらのプログラムは、発展途上国、移行経済国および工業国の学生・講師を集め、多文化・多地域環境を提供する。

コースは英語で行われる。GLUは、特に女性の応募を奨励している。要請に応じて、応募者に人数限定で奨学金が支給される。その他の詳細や応募方法・条件については、GLUウェブサイト(http://www.global-labour-university.org/)を参照。

世界労働大学は2004年に発足し、国際労働機関(ILO)、ハンス・ベックラー財団、フリードリヒ・エーベルト財団、ドイツ経済協力開発省(BMZ)の支援を受けている。

[2010年2月5日――アレックス・イワーノウ]