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トルコの金属労働者が組合組織化を理由に解雇

IMFとEMFは自動車部品・スポーツ用品メーカーのエコエンダストリに対し、労働者の即時復職とトルコが加盟しているILO条約第87号および第98号の尊重を要求している。

トルコエコエンダストリのビルレシク・メタル・イス新規組合員が経営側に攻撃されており、労働者が労働省に組合代表を申請したあと、活動的な組合幹部15人が解雇された。その他の組合員も会社側による激しい嫌がらせや脅迫に直面しており、ビルレシク・メタル・イスを脱退しなければ解雇すると圧力をかけられている。

IMF加盟組織ビルレシク・メタル・イスの報告によると、同労組は2009年8〜9月に、自動車部品や白物家電部品、スポーツ用品の製造会社エコエンダストリで組織化活動を開始した。

労働者の過半数がビルレシク・メタル・イスによる組合代表に賛成票を投じたことを受けて、同労組は2009年12月29日、労働省に交渉権を申請した。その直後の2010年1月25日、9人の労働者と活動的な組合員が解雇された。同日以降、さらに6人の労働者が解雇されている。

IMFと欧州金属労連はエコエンダストリ経営陣への合同書簡の中で、トルコが国際労働機関条約第87号(結社の自由)および第98号(団体交渉権)を批准しており、労働者に組合加入権・団体交渉権を保障していることを改めて強調した。

「エコエンダストリの措置は、これらの国際的に認知された労働基準の違反に該当するだけでなく、御社の主要な顧客であるデカスロン・グループ(現オキシレーン・グループ)が概説する行動規範にも反しています」と合同書簡は指摘し、次のように付け加えていた。「不当に解雇された労働者全員を即刻かつ無条件で復職させ、組合員に対する尋問や嫌がらせをやめ、国際的に認知された労働者の諸権利、特に組合加入権・組合結成権と団体交渉権を尊重するよう要請します」

最新情報:2010年2月11日――ビルレシク・メタル・イスの報告によると、エコエンダストリ経営陣は、会社側の措置に抗議するIMF/EMF共同書簡をはじめ、世界中の組合から書簡が届いたことに動揺している。この国際対応は政府による調査を促している。IMFは加盟組織に対し、直ちに経営陣に書簡を送り、解雇された組合員15人の復職と、トルコによる労働者の組合加入権・団体交渉権の尊重を要求するよう求めている。

IMF(UnionRights@imfmetal.org)とビルレシク・メタル・イス(elifbirlesikmetal@gmail.com)にも、すべての書簡の写しを送付のこと。

簡送付先:
EKOENDUSTRI
Mr. Egemen Ekrem Demiroz
Mr. Zeki Yondem
Kemalpa?a Organize Sanayii B?lgesi, Ulucak Mevkii 8
Sokak no: 2 KEMALPA?A - IZMIR
TURKEY
電話:+90 232 877 10 10
ファックス:+90 232 877 10 09

Eメール:info@ekoendustri.com

DECATHLON GROUP/OXYLANE GROUP:
Yves Claude, CEO
369, rue Jules Guesde
59650 Villeneuve d'Ascq
FRANCE
電話:+33 (0)3.62.72.23.82
Eメール:yves.claude@oxylane.com

[2010年2月3日――クリスティン・ピーター]