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ボッシュ労働者が雇用を守るために抗議

ボッシュのカーディフ工場閉鎖で900人の雇用が失われたことを受けて、ヨーロッパ全土の金属労働者が雇用を守るために団結して行動を起こした。

ヨーロッパ7カ国・30カ所の生産現場で1,000人を超えるボッシュ労働者が2010年2月22日、雇用を守るための欧州行動デーに参加した。

この行動は、欧州金属労連(EMF)とボッシュ欧州従業員代表委員会が調整したもので、始動機や発電機を製造する英国カーディフ工場の閉鎖に伴い、構造的に衰退した地域で900人の労働者がレイオフされたことに対応して実施された。

金属労働者は一貫性・整合性のある産業政策と、ボッシュによる社会的責任のある行動を要求した。

EMFとボッシュ欧州従業員代表委員会によれば、過去24カ月間にヨーロッパだけで15工場が閉鎖され、すでに数千人の労働者が苦境に陥っている。

「もうたくさんだ! ヨーロッパのボッシュ労働者は雇用を守る」を共通のスローガンに掲げ、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、ポルトガル、オランダで、労働者向けの説明会からビラ配り、連帯書簡の送付に至るまで、さまざまな行動が起こされた。

労働者・労働組合は工場閉鎖後、自分たちの闘いを広く知らしめ、もはや解雇手当の取り決めを唯々諾々として受け入れはしないと誓った。
追加情報については下記サイトを参照:
http://www.emf-fem.org/Press/Press-releases/European-action-day-at-Bosch-Europeまたは
http://www.bosch.igm.de/

[2010年2月24日――アニタ・ガードナー]