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カナネア争議が続く中で65人の犠牲者を追悼

IMFはカナネアでスト中の鉱山労働者とともに、2006年2月19日にパスタ・デ・コンチョスのグルーポ・メヒコ鉱山で亡くなった65人の鉱山労働者を追悼する。

メキシコカナネアのグルーポ・メヒコ鉱山でスト中の労働者は今日(2月19日)、ちょうど4年前にパスタ・デ・コンチョスで亡くなった65人の鉱山労働者を追悼して1分間の黙祷を捧げる。

2006年2月19日、メキシコ北部のコアウイラ州にグルーポ・メヒコが所有するパスタ・デ・コンチョス鉱山の第8立て坑でメタンガスが爆発し、65人の鉱山労働者が地下に閉じ込められた。亡くなった鉱山労働者の多くが、メキシコ鉱山・金属・関連全国労組(SNTMMSRM)の組合員だった。事故直後、メキシコ政府は軍隊を配備して鉱山の警備に当たらせた。

事故発生時には、2人の遺体しか収容されなかった。現在、全米鉄鋼労組が死亡した鉱山労働者の遺族を代表してアリゾナの米連邦裁判所で訴訟を起こし、グルーポ・メヒコと関係会社に損害賠償を求めている。

訴状によると、グルーポ・メヒコをはじめとする被告企業は、メキシコ政府と鉱山労働者自身から危険な状況について知らされていながら、災害を防ぐために必要な措置を取らなかった。

この痛ましい事件がきっかけで、並行して一連の出来事が起こった。例えば、ゴメス・メキシコ鉱山労組書記長の不法な解任、組合員・組合幹部に対する継続的な暴力・威嚇(ラサロ・カルデナスにおけるスト中の労働者2人の殺害など)、ゴメスのカナダ亡命が挙げられる。

加えて、ソノラ州カナネアにグルーポ・メヒコが所有する大規模な銅山で、2007年7月、メキシコ鉱山労組の組合員が鉱山の安全衛生問題をめぐってストに入った。

IMFや国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)など数団体が、グルーポ・メヒコがカナネア銅山でスト中の労働者・組合員1,200人を解雇することを認めた、先週2月11日のメキシコの控訴裁判所による決定を非難した。

IMFとICEMは、この判決によってメキシコ軍と鉱山労働者との間で暴力事件が発生することを懸念し、メキシコ当局に強く自制を促している。

ホルヘ・アルメイダIMF地域代表は、今日カナネアを訪れる国際代表団に加わっており、パスタ・デ・コンチョスの犠牲者を追悼するスト中の鉱山労働者への連帯支援を表明する。

[2010年2月19日――アニタ・ガードナー]