IMFニュース・ブリーフス

フォックスコンが抗議後に労働者を解雇

フォックスコン労働者が2010年2月20日、拘留されて夜半過ぎの労働時間延長を強制されたことに抗議したのち、会社側は75人の夜勤労働者を解雇、さらに300人が職を失うおそれがある。

メキシコ台湾系エレクトロニクス・メーカーのフォックスコンは、メキシコのフアレス・サンタ・テレサにあるコンピューター組立工場で労働者が抗議したあと、2010年2月最終週に75人の労働者を解雇し、さらに300人の雇用削減を警告している。

メキシコの新聞報道によると、管理者が夜半過ぎの労働時間延長を要求し、通勤バスの運行を中止したことを受けて、約300人の夜勤労働者が抗議を開始した。抗議の際、労働者が管理者の食堂と寮に損害を与え、意志に反して拘留された。

会社側は、労働者に対する報復はないと約束しておきながら、夜勤労働者全員を解雇し、「契約が解除されたため、もはや労働者は必要ない」と主張した。
約70人の労働者が2月25日に会社前で解雇に抗議し、労働者の権利が尊重されなければストを実施すると警告した。

[2010年3月4日――アニタ・ガードナー]