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低汚染車促進策で雇用を創出

UAWは、よりクリーンな車と強力な気候政策によってアメリカで景気回復を促進し、15万人の雇用を生み出すよう要求している。

アメリカ3月16日に発表された報告書によると、新しい自動車技術と正しい政治的選択(高燃費車奨励策など)によって、アメリカで最大15万人の雇用を生み出すことができる。

『成長の推進:クリーンな車と気候政策で雇用創出が可能に』の中で、天然資源保護委員会、UAWおよびアメリカ進歩センターは、低燃費車の導入によって、ドライバーはエネルギー安全保障を高めて炭素排出を減らすことができ、自動車労働者をはじめとする多くの労働者が職場に復帰できることを証明している。

「議会には、最も被害を受けている産業のいくつかで数千人のアメリカ人を職場に復帰させると同時に、環境保護を支援する権限がある」と、3団体が発表したプレスリリースは述べていた。

「この研究の結果、自動車の燃費を高めれば雇用が生まれることが分かった」とロン・ゲッテルフィンガーUAW会長は述べた。「連邦政府は先端技術自動車生産促進プログラム(ATVMIP)の続行によって、これらの雇用がアメリカで創出される可能性をはるかに高めることができる。ATVMIPは環境のためになり、アメリカの労働者のためになる」

この分析は、車両性能を改善すれば、エンジンから制御弁に至る多様な製造部品への需要を押し上げ、組立ラインだけでなくサプライチェーンでも雇用を創出することになるだろう、と強調している。加えて報告書は、適正な企業優遇措置の考案が、これらの雇用がどこで創出されるかを決定する鍵になる、と述べている。

報告書全文を読むにはUAWウェブサイトを参照。
[2010年3月18日――アニタ・ガードナー]