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メキシコの鉱山労働者との連帯

IMF代表団はメキシコで、ラサロ・カルデナスで亡くなった鉱山労働者の追悼会、IMFのILO提訴に焦点を絞った記者会見、グルーポ・メヒコ事務所前での抗議行動に出席した。

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メキシコIMFはラテンアメリカ・カリブ海の加盟組織とともに、4月21〜22日にメキシコシティーで開催された地域会議において、メキシコの鉱山労働者と連帯して重要な行動に参加した。

IMF代表団は4月20日にラサロ・カルデナスへ行き、2006年4月20日に現地で亡くなった鉱山労働者の追悼会に出席した。IMFは、鉱山労組とその指導者ナポレオン・ゴメスへの支援を繰り返した。

その後、地域会議の際に、鉱山労組幹部とユルキ・ライナIMF書記長、ICEMのキャロル・ブルースが記者会見を開き、メキシコで広く見られる「保護協約」がいかに結社の自由を侵害しているかに関するIMFのILO提訴に焦点を当てた。この記者会見は、最高裁判所の判決がグルーポ・メヒコによるカナネア鉱山閉鎖の決定を支持していることも批判した。

最後に4月23日(金)、IMF代表団はカナネア、ソンブレテおよびタスコの組合幹部・鉱山労働者の一団とともにグルーポ・メヒコ事務所へ行き、鉱山労組を支援して同社社長のヘルマン・ラレア・モタ・ベラスコに書簡を手渡そうとした。残念なことに、会社側が書簡を受け取ろうとしなかったため、警備員に書簡を手渡し、組合代表団は鉱山労働者の闘いを支持するとともに同社社長に対抗してシュプレヒコールした。

この書簡は、ストに参加したメキシコの鉱山労働者に対する迫害を非難し、パスタ・デ・コンチョス災害の犠牲者の遺族のための公正と、結社の自由および団体交渉の尊重を要求している。

メキシコ鉱山労組はIMFと加盟組織に連帯を感謝し、国際支援があれば「何があっても私たちはこの闘いに勝つ」と断言した。

[2010年4月26日――アニタ・ガードナー]