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イランで労働組合員が処刑

IMFは、5月9日にイランで他の4人とともに秘かに処刑された労働組合員ファルザド・カマンガーの死を悼んだ。

イランIMFは、クルディスタン教員組合の組合員だった35歳の教員、ファルザド・カマンガーが5月9日に処刑されたという知らせに衝撃を受けるとともに、憤りを感じている。

ファルザドの処刑が執行されるおそれは、「国家安全保障を危険にさらし」、「神に逆らった」罪で起訴された2008年2月からあった。しかしファルザドは、イランで教員の賃上げを達成しようとして有罪となったにすぎない。

最高裁判所への上訴が認められたにもかかわらず、ファルザドの事件は一度も再審理されず、弁護士はある時点で「ファルザドのファイルから関連文書がなくなっている」と言われた。しかし、それでも当局は、家族にさえ予告せずにファルザドを処刑した。

国際労働組合総連合と教育インターナショナルは何度も、当局を説得して判決を再審理させようとした。ファルザドの事件は珍しいものではない。IMFは、イランの労働組合員ファルザド・カマンガーの死を悼み、ITUCがイランの指導者への最近の書簡で表明したように「労働組合弾圧と労働組合員に対する人権侵害の悪化を食い止める」ことをITUCとともに要求する。

[2010年5月14日――アレックス・イワーノウ]