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UOMが25%の賃上げを獲得

アルゼンチンの金属労働者は、4月1日から15%、今年7月1日にさらに10%の賃上げを定める賃金協約を取り決めた。

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アルゼンチン金属労組(UOM)は、何度か会談が決裂し、24時間の全国ストを実施した末に、金属部門の使用者と賃金協約を締結した。

この協約は2段階の賃上げを定めており、4月1日から15%、2010年7月1日にさらに10%引き上げられる。協約期間は2001年3月31日までである。

これで今年の交渉は終わり、全体的な賃上げ率は25%となる。使用者は当初15%を提示したが、何度かの会談ののち、労働組合の圧力を受けて徐々に20%まで引き上げた。

UOMが25%の賃上げを主張したのは、昨年、危機の真っただ中にあり、第2四半期の設備稼働率が50%にすぎなかったにもかかわらず、使用者が15%の賃上げに同意したからである。現在では状況が好転し、設備稼働率は80%であるため、同労組は昨年と同じ賃上げ率を受け入れようとしなかった。

[2010年5月7日――バレスカ・ソリス]