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メキシコ連邦警察がラサロ・カルデナスで鉱山労働者を攻撃

組合指導者のマリオ・ガルシア・オルティスが拘留されたのち、非人道的な攻撃の犠牲になった。拘留の説明を求めた組合幹部代表団が、警察から暴行を受けて脅された。労働者はアルセロール・ミッタルでの生産を停止し、鉱山労組第271支部に対するこの攻撃に抗議してデモ行進した。

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メキシコ5月23日(日)未明、ミチョアカン州ラサロ・カルデナスの連邦警察が、メキシコ全国鉱山労組(SNTMMSRM)第271支部の幹部を攻撃した。これらの幹部の1人、マリオ・ガルシア・オルティスが重傷を負った。

マリオ・ガルシアが拘留されたあと、同労組第271支部に所属する鉱山労組幹部たちが拘留の理由を尋ねるために地方公安事務所へ行ったときに、攻撃が加えられた。事務所に到着するとマリオ・ガルシアが釈放されるところだったため、労組幹部たちは立ち去り始めた。しかし、十数人の警察官が立ちはだかり、鉱山労働者を脅して、地面に這いつくばらせて暴行を加えた。

マリオ・ガルシア・オルティスが意識不明で通りの真ん中に倒れている中、警察は残りの鉱山労働者の所持品を押収し、労働者の顔に覆いをして警察のトラックに乗せ、そこに3時間近く閉じ込めたまま移動を認めなかった。幹部たちは暴行・侮辱を受けたが、3,000人を超える第271支部組合員が働いているアルセロール・ミッタルで、労働者が生産を停止して圧力をかけたのち釈放された。所持品は返却されなかった。

組合は5月24日の午後にデモ行進を組織し、公正な処置を求めるとともに、連邦警察を町の居住地域から移転させるよう要求した。同労組は、「当組合は権力に反抗しているわけではなく、国民の安全を確保することの必要性を理解している」と説明したが、次のように付け加えた。「私たちは、市の中心部に警察が拠点を置いて住民を大きな危険にさらしていることに反対し、警察による虐待的・高圧的な態度に反対している」

鉱山労働者の尊厳に対するそのような野蛮な攻撃を受けて、IMFは同労組に連帯を提供するとともに、メキシコ連邦警察の行動を否認し、公正な処置と鉱山労組幹部の尊重を要求している。IMFは、連邦・州警察がラサロ・カルデナスでストの際に2人の組合員を殺害した2006年4月20日のように、過去に指導者の負傷や何の罪もない労働者の死を招いたそのような攻撃が二度と起こらないことを願っている。

[2010年5月25日――バレスカ・ソリス]