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ニュージーランドの組合がメキシコ鉱山労組を支援

ニュージーランドの組合はメキシコ大使館に書簡を送り、スト中の労働者に対するメキシコ政府の武力行使に抗議した。

ニュージーランド/メキシコIMF加盟組織の機械・印刷・製造労組(EPMU)、ニュージーランド海事組合(MUNZ)およびニュージーランド労働組合協議会(CTU)の代表が、6月30日にメキシコ大使代理に書簡を手渡し、メキシコ全国鉱山・金属労組(鉱山労組)でスト中の労働者に対するメキシコ政府の武力行使について深い懸念を表明した。

この書簡は、6月上旬にメキシコのカナネア銅山でスト中の鉱山労組組合員に、重装備の機動隊が攻撃を加えたことを非難している。

6月6日、メキシコの機動隊数百人が鉱山を包囲し、入り口を占拠していた労働者を追い払って組合事務所を襲撃するために催涙ガスを使用した。1,000人を超える鉱山労組組合員が、安全衛生その他に関する協約違反をめぐってグルーポ・メヒコと長期にわたる紛争を繰り広げ、ストを実施していた。

鉱山労組の報告によると、3人の労働者が銃弾や発射物で負傷し、何人かが殴られたり催涙ガスの影響を受けたりした。

この書簡はメキシコ政府に対し、同労組の選出された指導者であるナポレオン・ゴメスが、亡命先のカナダから帰国して復職できるようにすることを強く要請している。

ルイス・エンリケ・フランコ・メキシコ大使代理は、「メキシコ政府による関連労働者の取り扱いに関するニュージーランドの労働組合運動の深い懸念を政府に伝える」と約束した。

「私たちはメキシコ政府に対し、メキシコ全国鉱山・金属労組の選出された指導者であるナポレオン・ゴメスが無事に帰国し、報復を恐れずに復職できるようにすることを強く要請する」とEPMU上級全国産業部門担当役員のポール・トリッチは言う。

「メキシコ政府は、国際連合の国際労働機関(ILO)加盟国としての約束を尊重し、すべてのメキシコの労働者に結社の自由を保障する必要がある」とジョー・フリートウッドMUNZ書記長は言う。

[2010年7月1日――アニタ・ガードナー]