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IBMブルガリアで労働者の権利の侵害

IBMブルガリアで労働組合活動にかかわる労働者が経営陣から嫌がらせや脅迫を受けているとの報告を聞いて、EMF、IMFおよびUNIは同社に合同書簡を送った。

ブルガリアブルガリアのIT部門で労働者を代表しているNFTINIポドクレーパの報告によると、IBMブルガリアで結社の自由の重大な侵害が発生しており、労働組合活動に関与する労働者が脅迫や嫌がらせを受けている。

IMFは欧州金属労連およびUNIグローバルユニオンとともに、IBMが工場で労働組合組織が設立されたことを知ったあと、労働者や労働組合役員に圧力を加えていることについて懸念を表明した。

EMF、IMFおよびUNIはブルガリアの同僚を支援し、労働組合活動にかかわる労働者へのあらゆる脅迫に強く反対している。

IBMブルガリアで設立された労働組合は、現地の法律に従っており、適切な行政当局に承認されている。したがって、同労組にはブルガリアのIBM経営陣に承認される権利がある。

「ブルガリアのIBMにおいて、労働組合を結成して加入する国際的に認知された労働者の権利と団体交渉権の尊重を確保するために、できる限りのことをするよう強く要請します。EMF、IMFおよびUNIは特に、IBMブルガリアがIBMの企業ガイドラインに従って、現地の法律の厳密な適用を規定しているIBMの内部規程を遵守するよう要求します」と共同書簡は述べている。

関連リンク:
IMF, EMF, UNI letter to IBM Bulgaria (pdf)


[2010年7月2日――アニタ・ガードナー]