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メキシコ鉱山労組、アルセロール・ミッタルと賃上げに合意

メキシコ鉱山労組はアルセロール・ミッタルで14%の賃上げを勝ち取った。

メキシコICEM加盟組織のメキシコ鉱山・金属・関連全国労組(SNTMMSRM)は、ルクセンブルク系鉄鋼メーカー、アルセロール・ミッタルとの良好な関係に基づき、このほど協約更新交渉で14%の全体的賃上げを獲得することができた。

この協約は、アルセロール・ミッタルがミチョアカン州に所有する大規模なラサロ・カルデナス工場で働く鉄鋼労働者4,000人を対象としている。

新しい協約は8月4日(水)にカナダのバンクーバーで締結され、鉱山労組の書記長ナポレオン・ゴメス・ウルティア、同労組執行委員のセルジオ・ベルトラン・レイエスおよびハビエル・スニガ・ガルシア、同労組ミチョアカン州支部のマリオ・ガルシア・オルティスと、アルセロール・ミッタル・メキシコCEOのウイリアム・チスホルムおよび人事部長のホセ・ルイス・フェンテス・キロスが署名した。

この協約が締結されたカナダでは、ナポレオン・ゴメスが亡命の身で鉱山労組指導者としての活動を続けている。

メキシコ労働省は交渉にいっさい関与しなかった。

新しい協約に基づき、2010年5月1日にさかのぼって直接賃金が8%、給付が6%引き上げられる。この協約によって、常用雇用労働者と下請業者を通して雇用される労働者を含め、社会的給付として労働者1人当たり1,300米ドルの一時金も支給される。

旧協約の失効日である8月1日までの数週間、鉱山労組とアルセロール・ミッタルは交渉を続けていた。旧協約の期間が3日間延長されたおかげで、鉱山労組指導部は7月30日にカナネアで開かれた第14回全国鉱山労働者フォーラムに出席し、ソノラ州北部のカナネア銅山で起こったストライキの3周年を記念することができた。

アルセロール・ミッタルは2010年第2四半期に17億米ドルの純益を計上した。これに対して、前年同期の結果は7億9,200万米ドルの純損失である。鉱山労組は5月にラサロ・カルデナスで、同社の4事業部門の合併を許可した。この合併により、同社は平鋼生産プロセスと鋼板生産プロセスとの間で原料・資源をより柔軟に動かせるようになる。

[2010年8月9日――アニタ・ガードナー]