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NUMSAと使用者の合意で自動車産業のストが終結

自動車製造業者使用者組織(AMEO)が2010年に賃金を10%引き上げることに同意し、IMF加盟組織の南アフリカ全国金属労組(NUMSA)は8日間のストを終了した。

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南アフリカNUMSAとAMEOは2010年8月20日(金)、賃上げ率を2010年は10%、2011年および2012年は9%と消費者物価指数のうちいずれか高いほうに設定するという協約に署名した。NUMSAは一律15%の賃上げを要求していたが、AMEOが当初提示した率は7%だった。

この妥結には、2011年1月までに人材斡旋会社の利用をやめるという合意、短期従業員への医療・年金その他の給付の支給、個別賃率で働く炭酸ガス溶接工とスプレー塗装工への10%の手当、短期契約スタッフへの給付の拡大適用も盛り込まれていた。

協約締結相手のAMEOは、自動車メーカー7社すべて(BMW、メルセデス・ベンツ、フォード、ゼネラル・モーターズ、日産、トヨタ、フォルクスワーゲン)だけでなく、トラック/バス製造会社2社(日産ディーゼルとMANトラック・アンド・バス)も代表している。新聞報道によると、8日間のストライキの影響で1万7,000台の生産が失われた。労働者は2010年8月23日に職場に戻った。

NUMSAとAMEOが締結した協約の要点はIMFウェブサイトに掲載されている。


関連リンク:
NUMSA and AMEO heads of agreement, signed 20 August 2010 (pdf)


[2010年8月24日――チェリッセ・フレドリクス]