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タスクフォースが新生グローバル・ユニオンへの道筋について議論

IMF、ICEMおよびITGLWFの意思決定機関が設置した共同タスクフォースがドイツで会合を開き、世界の産業労働者を1つのグローバル・ユニオン・フェデレーションに統合するためのプロセスを探った。

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ドイツIMF、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)、国際繊維被服皮革労連(ITGLWF)を代表する代議員40人が、9月20〜21日にドイツのバート・ミュンダーで会合を開いた。これはグローバル・ユニオン・フェデレーション3団体の意思決定機関が設置した共同タスクフォースの初会合だった。

IMF執行委員会は6月、この準備ワーキンググループの代表を指名した。タスクフォースの任務は、3団体が代表する5,500万人の労働者を統一グローバル・ユニオン・フェデレーションに統合するために、政治的プロジェクト、組織機構、財政、実施可能な日程表を検討することだった。

5大陸から集まったタスクフォースのメンバーは、世界の産業労働者の統一的な代弁機関と主要多国籍企業への強力な対抗勢力を生み出すために、統合プロセスを推し進める正当な理由があることを確認した。関連組合は、製造業が国家経済の原動力となり、適正な労働条件と労働組合権に基づく質の高い雇用を生み出す役割を果たすことを強調したいと考えている

この会合ではワーキンググループの設置が決定され、意思決定や地域別・部門別機構をめぐって引き続き議論するために、財政問題を調べるとともに、新組織の規約の作成に着手することになった。タスクフォースは、3団体の執行委員会に折り返し報告し、12月の初めにジュネーブで再び会合を開く予定である。


[2010年9月23日――ユルキ・ライナ]