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ユナイトが製造業に関する政府の措置を要求

ユナイトは2010年9月15日のTUC大会で、イギリスの製造業を復興させるための10項目から成る計画について概説した。

イギリスイギリス経済はサービス業だけで存続することはできない―、一貫性のある強力な製造戦略が必要だ、とIMF加盟組織ユナイトは2010年9月15日にマンチェスターで開かれた英国労働組合会議(TUC)において主張した。

トニー・バーク・ユナイト書記次長は、英国経済に1,600億ポンドの収入をもたらし、輸出収益の46%に寄与している製造業部門に弾みをつけるために、10項目の計画を要求した。

同書記次長はTUC大会で次のように語った。「フランスやドイツなど他国を見ると、プライベート・エクイティの投機家による破壊行為から戦略的な製造基盤を守り、必要に応じて製造会社を支援している。ここで我が国も同じ戦略に従うべきだ」

トニー・バークは、イギリスのいわゆる現行製造戦略の欠点を示す主要な例として、連立政権がシェフィールド・フォージマスターズへの8,000万ポンドの融資撤回を決定したことを厳しく非難した。

さらに、製造業部門の復興に向けたユナイトのビジョンについて概説し、適正な経済環境を生み出して訓練・教育を支援することが目的だと述べた。ユナイトは、TUC大会で以下を含む10項目から成る動議を提出した。

●化学・製薬、鉄鋼、自動車、防衛など、戦略的に重要な産業を守る。
●干渉政策によって引き続き財政援助を行う。
●低炭素革命が提供する機会を最大限に活用する。
●イギリスの科学能力を強化する。

9月17日のTUC大会では、コミュニティー書記長でIMF鉄鋼・非鉄産業部会部会長のマイケル・リーヒーが次期TUC会長に選出された。


[2010年9月20日――アニタ・ガードナー]