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CISの組合が不安定労働と権利侵害に反対

CIS諸国を対象とするIMFサブリージョナル委員会の参加者は、不安定労働と労働組合権侵害に対して断固とした態度を取った。この地域は今なお経済危機の破壊的な影響に苦しんでいる。しかし労働組合は、労働者のために持続可能な未来を確保すべく闘っている。

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ウクライナCIS諸国の組合幹部が9月29〜30日にIMFサブリージョナル委員会を開き、この地域における組合運動の現状について議論した。 ユルキ・ライナIMF書記長が開会の辞を述べ、IMFの戦略的議題の最重要項目として、TNCにおける労働組合ネットワークと組織化、より強力な組合の構築、組合コミュニケーションの改善、労働組合権の擁護を強調した。

組合幹部たちは、不安定労働に特に焦点を当てて各国の経済情勢をめぐり議論した。域内のほとんどの国々が危機によって打撃を受け、生産が最大80%激減した。例によって使用者は危機を口実に雇用保障を弱めようとしたが、全国組合の不断の努力によって、危機の影響がある程度和らげられた。

不安定労働はモルドバはじめ各国で深刻な問題として浮上しており、ロシアでもさらに広がり、ベラルーシでは労働組合権の弱体化と組合活動家の迫害を狙って――臨時的な1年契約の形で――利用されている。

もう1つの議題項目は、IMF、ICEMおよびITGLWFを基礎に世界の産業労働者を統合する新しいグローバル・ユニオン・フェデレーションを結成するプロジェクトであった。組合幹部はいくつかの課題を確認したが、このプロジェクトへの熱意は全体として高かった。

会合参加者は、コミュニケーションと気候変動、組織化と労働組合権についても議論した。この地域の組合権をめぐる状況は特に深刻で、2社が(ベラルーシとロシアにおける権利侵害で)ILOに提訴されている。この話題をめぐって活発な討論が行われた。

組織化の重要性について全般的に合意した。この地域では、ますます多くの組合が機動性のあるオルグ・チームの設置を計画したり実際に設置したりするようになっており、金属部門の組織率改善と新設組合支部の支援に取り組んでいる。

CISの組合は強い団結力を示し、クムトール経営陣への共同抗議文を承認した。このカナダ系TNCのキルギスタン事業では、労働者が賃上げを求めて無期限ストの決行を計画している。

[2010年9月30日――イリヤ・マトベーエフ]