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工作機械部門で組合の力を強化

IMFは、関連TNCと3つの下位部門における組合ネットワークの構築を通して、工作機械部門でグローバルな労働組合の力を強化するための活動に再び焦点を合わせる。

全世界IMFと加盟組織は先週ブリュッセルで会合を開き、工作機械部門におけるグローバルな労働組合活動に新たな弾みを与えることを約束した。2011年に、この主題に関するグローバル会議を開催する。

9月23日のワーキンググループ会合で参加者は、金融危機の観点から工作機械部門の状況を評価し、IMFアクション・プログラムの実施の一環として同部門の優先課題を定めた。

参加者は工作機械が均質な部門ではないことを踏まえて、3つの下位部門に焦点を合わせるよう勧告した。

●建設用機器
●農機具
●電動工具

工作機械部門では多くの中小企業が活動し、自動車、航空宇宙、輸送または食品といった多様な産業を相手に、しばしばサプライヤーとして活動している。だが、この部門には、ネットワーク構築のターゲットにできるTNCがキャタピラー以外にも何社かある。例えば、ケース・ニュー・ホランド(CNH)、ジョンディア、コマツなどである。したがって2段階のアプローチを採用し、企業レベルと下位部門レベルでネットワークを構築する必要がある。

参加者は、将来のIMF活動で取り組むべき主要問題をいくつか確認した。すなわち、不安定労働、訓練(工作機械部門では多数の熟練労働者が働いている)、安全衛生、グリーン・テクノロジー、組織化・組合構築である。IMFと欧州金属労連(EMF)は、この部門で労働者の権利を促進するために一致協力することも約束した。

参加者の中には、IGメタル、UAW、「労働者の力」金属労組総連合(FO-METAUX)およびFGMM-CFDT、UNIA、ユナイト、PRO-GE、IMF-JC/JAM、EMFの代表が含まれていた。

[2010年9月27日――アンヌ=マリー・ミューロー]