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鉄鋼業の持続可能性を確保する5本柱

鉄鋼部門の世界・欧州レベル労働組合代表が、長期投資、雇用保障、環境近代化、労働者に資する貿易政策、積極的な労働者参加手段に基づく、持続可能な産業を要求した。

イギリスIMFと欧州金属労連(EMF)は10月13〜14日にカーディフで会合を開き、強力で持続可能な鉄鋼業に向けた社会・環境協定への要求を表明した。

世界中で何百万人もの鉄鋼労働者が、地域のサプライチェーンで働くはるかに多くの労働者や、鉄鋼業に依存する下請業者とともに、全世界的危機の犠牲になっている。

この状況に直面してEMFとIMFは、世界・欧州鉄鋼業の持続可能性を確保する5本柱の実施を要求している。

1. 工場・労働者への長期投資
2. 雇用安全保障
3. 環境近代化と社会的責任
4. 労働者のためになる貿易政策
5. 積極的な労働者参加手段

EMF−IMF共同鉄鋼声明「持続可能な世界・欧州鉄鋼業に向けた変化の予測」は下記サイトで閲覧可能:
http://www.emf-fem.org/Press/Press-releases/Anticipating-change-for-asustainable-global-and-European-steel-industry

カーディフでの会議には、16カ国(アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、ドイツ、スペイン、フィンランド、インド、イタリア、オランダ、ロシア、南アフリカ、スウェーデン、スイス、イギリス)から約60人の労働組合代表が出席した。

[2010年10月15日――ロブ・ジョンストン]