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欧州議会、女性不安定労働者に関する決議を採択

欧州議会は、女性不安定労働者が不利な立場に置かれている状況を改善する方法に関して、一連の勧告を採択した。

ヨーロッパ女性不安定労働者が不利な立場に置かれている状況を認識し、欧州議会は2010年10月19日に採択された決議で、状況改善に向けて各国政府が取るべき一連の対策を打ち出した。

この決議は、さらに踏み込んだ具体的な法的措置も勧告している。例えば、従業員のために拘束力のある最低社会基準を導入すること、雇用条件にかかわらず全従業員に社会サービス・給付(出産休暇、医療、年金など)への平等なアクセスを与えることである。

決議によると、不安定労働は男性よりも女性に大きな影響を与えており、不安定労働に占める女性の割合が大きすぎることが性別による賃金格差の大きな要因となっている。

決議文は、不安定雇用に就く女性を組織化することの必要性を強調し、労働組合加入を妨げる者の処罰を加盟国に要求している。

決議文を読むには欧州金属労連ウェブサイトを参照:
http://www.emf-fem.org/Areas-of-work/Equal-Opportunities/European-Parliament-adopts-Resolution-on-women-in-precarious-work

[2010年11月3日――バルター・ビッテンコート]