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『メタル・ワールド』最新号で労働運動強化方法を徹底分析

最新の『メタル・ワールド』2010年第2号は、モザンビークにおける強力な労働組合の構築とチリにおける団結の実現という課題に検討を加え、シャラン・バロウITUC書記長とのインタビューで国際労働運動の未来について議論し、プロフィールではテナリス労働者世界協議会メンバー務めるコロンビアの労働組合員ハイロ・デル・リオを紹介している。

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ジュネーブIMFは今日、『メタル・ワールド』2010年第2号を発行した。すでにIMFウェブサイトで閲覧・ダウンロードすることができる。 『メタル・ワールド』本号はモザンビークの組合情勢について報告している。いまだに植民地時代の影響を引きずるモザンビークでは、厳しい失業や低賃金などの課題にもかかわらず、IMF加盟組織の全国金属・金属機械・エネルギー労組(SINTIME)が力をつけ、組織化と団体交渉に新たに焦点を当てて組合員の労働条件を改善している。

先ごろ国際労働組合総連合(ITUC)書記長に選出されたシャラン・バロウとのインタビューでは、国際労働運動の未来と労働運動を強化できる方法がテーマである。

特集「チリの労働組合:分裂から統一へ」では、組合分裂が原因で活動が工場レベルに制限されている状況を乗り越えて統一を達成するという課題を取り上げている。

裏ページのプロフィールでは、コロンビア・カルタヘナのチュボス・デル・カリベ工場で労働者を組織化しているチュボス・デル・カリベ労組(SINTRATUCAR)のハイロ・デル・リオ会長(37歳)を紹介している。

[2010年11月18日――アレックス・イワーノウ]