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「よりグリーンな」未来を願って

IMFとICEMは、2010年12月7日にCOP16-WoWに参加し、持続可能で「よりグリーンな」未来に向けた「拘束力のある公正かつ正当な」国際協定を促進する。

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全世界2010年11月29日、持続可能で「よりグリーンな」未来への希望に向けて、国連気候変動会議(COP16)の2週間に及ぶ交渉が始まる。国際労働組合運動は、このプロセスにおいて役割を果たし、地球温暖化と闘うと同時に産業開発、雇用および労働者の諸権利を保護する枠組みを提供する、「拘束力のある公正かつ意欲的な」国際協定を支援したいと考えている。

産業労働者の共通の立場を打ち出すために、IMFと国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)は、国際労働組合総連合(ITUC)が組織するCOP16仕事の世界(WoW)パビリオンで、12月7日に共同イベント「排出削減――雇用転換」を開催する。

この共同イベントでは以下に焦点を当てる。

●環境保護――切迫した気候変動の現実、行動にかかるコストと行動を起こさないことによるコストの比較
●部門別の関心事――持続可能な雇用に関する各組合の国内活動・方針、既存の雇用の「グリーン化」、適正で持続可能な新規雇用の創出
●持続可能な雇用――優れた産業政策は一般の人々の利益になる公共政策、持続可能な雇用は組織化された適正な雇用
●公正な移行――コペンハーゲン合意気候基金と公正な移行、金属・化学・エネルギー・鉱業各部門における組合参加の要求

以下、この共同イベントで配布して議論するための文書をいくつか紹介する。

1. リーフレット「排出削減――雇用転換」:
英語

2. 討議資料:「変化を見越して将来の基盤を確立」:
英語

3. ICEM/IMF/ITGLWF宣言「団結すれば強くなる――持続可能な未来に向けた闘い」

4. アフリカの気候変動政策枠組みに向けた討議資料

国連気候変動会議(COP16)の出席者全員が、共通の組合の立場を支持してイベントに参加してくれることを願う!

また下記各サイトで、COP16に対するITUCの立場と、IMFの姉妹団体である欧州金属労連(EMF)のCOP16向け文書「コペンハーゲンからカンクンへ――EMFは欧州にとどまって排出削減に貢献」を読むことができる。

ITUC:http://www.ituc-csi.org/what-do-we-want-in-cancun-just.html
EMF:http://www.industrialpolicy.eu/EMF/C2C

詳しくはIMF造船・事務技術職労働者・気候変動担当部長の松崎寛(kmatsuzaki@imfmetal.org)まで。

関連リンク:
Anticipating Change and Building a Foundation for the Future (pdf)


[2010年11月29日――松崎寛]