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IMF、チリの労働者の安全性向上を要求

チリの鉱山会社Soquimichで6人が死亡した事故を受けて、IMFラテンアメリカ・カリブ海地域事務所は、同社に書簡を送って対策を求めた。

チリチリでは労働災害による死亡事故の報告件数が増えている。そして、そのような事故が繰り返し発生している企業の1つがSoquimich(SQM)で、この会社は従業員の安全衛生を保護していない。最新の事故は11月6日に起こり、6人の労働者が死亡した。

IMFは事態を懸念し、事故が採掘現場における管理欠如の直接の結果であることを踏まえて、SQM管理者の1人であるパトリシオ・ソルミニハック氏に書簡を送り、労働条件改善を求めた。

この書簡でIMFは、鉱山における安全および健康に関する国際基準を定めたILO条約第176号をチリ政府が批准することも要求している。

カナダ企業のポタシュ・コーポレーション・オブ・サスカチュワン(PCS)が、SQM株の32%を所有している。

現在、SQMは産出物の90%を国際市場で販売しており、特にメキシコ、ベルギー、オランダ、アメリカ、タイ、エジプト、トルコ、南アフリカ、アラブ首長国連邦といった国々に工場がある。

関連リンク:
IMF letter to SQM demanding better safety (pdf)


[2010年11月26日――バルター・ビッテンコート]