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IMF、民主主義と雇用を求めるチュニジアの加盟組織FGME-UGTTの運動を支援

IMFは、「基本的な民主的権利(まず第一に表現の自由)を尊重すること、雇用を創出してチュニジアの開発・尊厳の未来を確保すること」を要求しているチュニジアの労働者と国民への連帯を表明した。

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チュニジアチュニジア全国の街頭で自発的な運動が起こり、何千人もの若者や男女労働者が参加しているが、警察の弾圧によりものすごい勢いで死傷者数が増えている。

FGME-UGTTの金属労働者はチュニジアの労働組合運動全体とともに、弾圧の即時停止を要求している。労働者たちは、自由と民主主義の拡大、投獄されているデモ参加者の釈放と警察による小火器の利用に関する透明な調査、雇用を創出して貧困・不平等と闘うための具体的措置をめぐる誠実な対話を求めている。

FGMEは多くの地域でUGTTとともにストを要求し始めている。

チュニジア政府は、投獄されているデモ参加者全員の釈放と内務大臣の交代を発表したが、同時に国家警備隊を派遣し、催涙ガスで多くの自発的なデモを鎮圧した。

「チュニジアでは、労働者がディーセント・ワークと基本的権利の尊重を要求している。開発と透明な民主主義への国民の願望は、警察の措置では鎮圧できない」とユルキ・ライナIMF書記長は述べた。

「IMFはすべてのグローバル・ユニオンとともに、FGME-UGTTとチュニジアの全労働者の正当な要求、彼らの民主闘争を引き続き支援する」とライナは付け加えた。

関連リンク:
ITUC statement on repression in Tunisia


[2011年1月13日 アニタ・ガードナー]