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アルセロール・ミッタルの安全基準違反方針について組合が懸念を表明

アルセロール・ミッタル合同グローバル安全衛生委員会(JGHSC)は、ロンドン郊外のイーシャーにあるユナイト・ザ・ユニオンの研修施設で会合を開き、2010年の結果を見直すとともに2011年の活動を計画した。

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イギリス/グローバルこの会合で組合側参加者は、安全基準違反方針を実施するという同社の決定について懸念を表明した。出席した組合は、「労働者を安全問題の解決策の一部と考えるべきであり、問題とみなしてはならない」という考えを概説した。

組合側参加者は経営側に、「この方針が地方組合代表や合同安全委員会と対話して同意を得ることなく高圧的に実施されれば、労働者が不安を感じずにニアミスを報告できる制度などの危険確認・防止措置が十分に講じられないおそれがある」と伝えた。

ロブ・ジョンストンIMFエグゼクティブ・ディレクターとJGHSC組合側委員長は次のように述べた。「JGHSCは方針や協約について交渉する権限を委任されているわけではないが、経営側の戦略が間違っていると考える場合は率直に意見を述べる責任がある。そこで、この問題について懸念を表明し、解決策を見つけることの必要性を指摘した」

JGHSCは2010年の結果も見直した。この年、災害発生件数は前年よりも微増した。しかしJGHSC協約締結以降、災害発生率が50%以上も下がっている。JGHSCは2011年後半に、これまでのすべての活動に関する詳細な見直しも発表する予定である。JGHSCの次の会合は2011年3月1〜3日にアルゼンチンで開かれる。

[2011年1月13日 ロブ・ジョンストン]