IMFニュース・ブリーフス

ヴァーレ・コパークリフ製錬所で爆発事故

オンタリオ州労働省は、溶鉱炉の1つの閉鎖を招いた爆発の原因を調査する。

カナダ2月6日午前5時、ヴァーレ社コパークリフ製錬所で第2溶鉱炉から溶融マットが漏れ、爆発が起こった。

全米鉄鋼労組(USW)第6500支部のリック・ベルトラン支部長の説明によると、北東側の壁の出鋼口ブロックが破損して溶融マットが冷水と接触し、爆発が起こったという。

ヴァーレ当局者とUSW代表、労働省検査官が、過去2カ月間で2回目の第2溶鋼炉閉鎖を招いた爆発の原因を調べる予定である。

労働省代表は調査の過程で、労働者の安全を取り巻く状況も含めて安全衛生問題にも検討を加える、と明言した。

幸い死傷者は出なかったが、大きな損害がもたらされた。第1自溶炉も事故発生後に停止したが、その後復旧している。

ヴァーレのスポークスパーソンは、事故原因と影響範囲の確認に努力すると明言した。

[2011年2月8日――アレックス・イワーノウ]