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メキシコの鉱山労働者と電気技術者が団結!

ロス・ミネロス(SNTMMSRM)とメキシコ電機労組(SME)は、メキシコで民主的な労働運動を強化・拡大するために歴史的な提携を発表した。

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メキシコ全国鉱山労組(SNTMMSRM)のナポレオン・ゴメス・ウルティアとメキシコ電機労組(SME)のマーティン・エスパルサ・フローレスは、2月23日にメキシコシティーで共同記者会見を開き、歴史的な協約を発表した。その目的は、独立組合に対するメキシコ政府の攻撃と闘うために力を合わせ、他の独立組合と協力してメキシコの民主的組合運動を強化することである。この協約はメキシコの世界行動デー実施中の2月17日、カナダのバンクーバーで両指導者によって締結された。

「鉱山・電機部門の全国大同団結協約」が締結された今、両組合はメキシコ政府による空前の弾圧にさらされている。両組合の幹部たちは組合活動を理由に今なお投獄されている。政府はSNTMMSRM、SME両組合の口座を不法に凍結した。両組合は組合内部問題への政府干渉に対して共闘している。これが原因で現在、国際労働機関で2件の苦情が係争中である。

提携の一環として両組合は、協力活動を調整するために組織構造を開発し、共通の戦略と目標を実施できるようにすることを約束している。また、地域レベル・全国レベルで会合を組織し、協約の目標を広めて強化することも誓約している。

「これはメキシコにおいて強力かつ民主的な独立労働組合運動を構築するうえで重要な出来事であり、意義ある前進だ」とフェルナンド・ロペスIMF書記次長は述べた。「この1週間で、強力な民主的組合が結集して変化を要求すれば、どれだけのことを達成できるかが分かった。国際労働界はこの前進を称賛し、SNTMMSRMとSMEがメキシコの労働者の基本的労働権を求めて闘う努力を倍加している今、両組合への支援を約束する」

関連リンク:
Mineros and SME Pact (Spanish) (pdf)


[2011年2月24日――クリスティン・ピーター]