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UAWがボルボとの新協約を承認

IMFに加盟する全米自動車労組(UAW)の組合員は、ボルボ・トラックス・ノースアメリカとの新しい5カ年協約を承認した。

アメリカUAW第2069支部組合員は3月27日、ボルボ・トラックス・ノースアメリカとの新しい5カ年労働協約を賛成多数で承認した。

協約の対象となるのは、バージニア州にあるボルボ・トラックスのニューリバーバレー工場で働く約1,300人の労働者である。新協約の枠内で、現役労働者全員が医療給付を確保し、退職者が一時金を受け取り、賃金と年金が増額される。

ボルボは協約承認後、ニューリバーバレーの生産量を増やして2直を追加する計画を発表した。大型トラック部門担当のジェネラル・ホリーフィールドUAW副会長は次のように述べた。「本協約によって、この競争的産業で雇用と給付を保護しつつ組合員の生活を改善し、UAW第2069支部組合員862人をレイオフから復帰させることができる」

協約期間は2016年3月16日まで。

ボルボのVNトラックとVHDトラックはバージニア州ダブリンのニューリバーバレー工場で生産されており、北米向けボルボ・エンジンはメリーランド州ヘーガーズタウンで組み立てられている。

[2011年4月5日――アレックス・イワーノウ]