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IMF、ブリヂストン労働者との連帯を要求

IMFは加盟組織に対し、2011年3月22日からブリヂストン南アフリカでロックアウトされている南アフリカ全国金属労組(NUMSA)組合員1,200人に連帯メッセージを送るよう呼びかけている。

南アフリカ1カ月のストライキを経て、2010年9月にNUMSAと新タイヤ産業使用者協会が合意に達した。しかし、使用者の中でブリヂストン南アフリカだけが条件をのまず、「特別賃金率」を適用される(所得が業界最低水準を上回る)労働者の賃上げ幅縮小を主張した。

この件は仲裁に付託され、仲裁人はNUMSAを支持する裁定を下した。これに対してブリヂストンは、「特別賃金率」を適用される労働者と適用されない労働者合計1,200人を対象に各工場でロックアウトを断行し、業界レベルで合意された賃上げ率を大幅に下回る賃金提示額の承認書に署名させようとした。その結果、特別賃金率を適用されておらず、紛争と直接関係のない数百人の罪なき労働者も影響を受けている。

NUMSAによると、このブリヂストン南アフリカの行動は、賃金を引き下げて、全国交渉フォーラムでNUMSA組合員の交渉力を弱めようとするものだ。

NUMSAの要求は、ロックアウトの中止、労働者の職場復帰、2010年9月28日に締結された産業レベル協約の実施である。

支援メールはIMFアフリカ地域事務所にファックス(+27 11 492 0293)かメール(aro@imfmetal.org)で。unionrights@imfmetal.orgにも写しを送付のこと。このメールはNUMSAとブリヂストン南アフリカに渡される。

関連リンク:
IMF letter to Bridgestone, April 2011 (pdf)


[2011年4月19日――スティーブン・ニャポ]