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『メタル・ワールド』最新号を発行!

『メタル・ワールド』最新号では、各国における組織化の重要性を調べ、世界雇用危機への労働組合の対応を取り上げ、労働者の平等な条件を確保する手段としての労働組合ネットワークについて報告し、労働組合への女性参加促進に取り組むペータ・トムソンとステファニー・イーストコットを紹介している。

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全世界本日(2011年4月19日)、IMF季刊誌『メタル・ワールド』の最新号が発行された。すでにIMFウェブサイトで閲覧・ダウンロードすることができる。

最新号では組織化を取り上げ、ロシア、インド、ザンビア、コロンビア、オーストラリア、アメリカにおける労働組合組織化の経験について報告、団体交渉によって真の利益を達成するとともに国家の公共政策に影響を与えることのできる強力な組合を構築するには、効果的な組織化が極めて重要だと論じている。

グローバル経済が回復の兆しを見せている一方で、相変わらず失業が多くの労働者・労働組合にとって重大な問題となっている。3カ国の3組合が、それぞれの強みと国内情勢に応じて世界雇用危機に対応し、労働者の諸権利を擁護している。『メタル・ワールド』の特集「確かな雇用を求めて反撃」で、全世界的危機が労働者の雇用に及ぼす影響への労働組合の対応について読んでほしい。

IMFの目標の1つは、労働者のために最低基準を上回る平等な条件を確保することである。だからIMFは、多国籍企業の労働者を代表する組合間で連帯・協力を促進するために、各社でネットワークを創出することの重要性を強調している。多国籍企業における労働組合ネットワークに関するIMFスペシャル・レポートを参照。

裏ページのプロフィールでは、IMF加盟組織オーストラリア労組(AWU)の献身的・情熱的な組合員であるペータ・トムソンとステファニー・イーストコットが、女性の組合参加を奨励するために労働組合が措置を講じることの重要性について語っている。

[2011年4月19日――アレックス・イワーノウ]