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エクセロン・リソーシズが組織化を妨害

ラ・プラトサ鉱山でメキシコ全国鉱山・金属・関連労組に加入しようとする労働者が脅迫され、国際レベルで非難の声が上がっている。

メキシコメキシコ・ドゥランゴ州のラ・プラトサ鉱山でメキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)に加入しようとする労働者が、エクセロン・リソーシズの現地経営陣による脅迫や嫌がらせにさらされている。

同鉱山の労働者は2010年11月21日、SNTMMSRM加盟を民主的に決定した。その後、地方委員会メンバーはじめ多くの労働者が、経営側と鉱山監督者から脅迫や嫌がらせを受けている。特にゼネラル・マネージャーのイング・パブロ・グロラは、組合に加入しない旨明記した文書に署名するよう65人の労働者に圧力をかけ、署名すれば賃金・給付を増額すると申し出た。

SNTMMSRMはIMF加盟組織で、IMF執行委員会に加わっている。SNTMMSRMと市民社会組織ProDESCからIMFに入った情報によると、エクセロン・リソーシズはメキシコ労働法に定める安全衛生基準を遵守していない。

ユルキ・ライナIMF書記長は、エクセロン宛の書簡で攻撃中止を強く求め、「SNTMMSRMの組合員に対する進行中の迫害は、IMFが国際労働機関結社の自由委員会に申し立てた注目を集める苦情でも取り上げられている」と付け加えた。

「このような行為は信頼できる人権機関によって確認されており、メキシコの労働法と国際労働法(メキシコが署名済みのILO条約第87号を含む)の重大な違反となる」

IMFはラ・プラトサ鉱山の労働者とともに、エクセロン・リソーシズに以下のとおり要求している。

●労働組合への加入を自由に選択した労働者に対するあらゆる種類の脅迫や嫌がらせを直ちに中止し、そのような行為に従事している社員を適切に処罰すること。
●メキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)への加入を自由かつ民主的に選択した労働者の過半数の意思を承認すること。
●ラ・プラトサ鉱山で完全性、安全性および結社の自由に対する労働者の権利を尊重・支持すること。

関連リンク:
IMF letter to Excellon re dispute in Mexico (pdf)


[2011年5月31日――クリスティン・ピーター]