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フォルクスワーゲン労働者のストが終了

ブラジル・パラナの労働者は利益分配による賃上げを要求し、ほぼ40日間にわたってストを実施した。

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ブラジルIMF加盟組織CNTM/FSの組合員であるサンジョゼ・ドス・ピニャイスのフォルクスワーゲン労働者のストが、ほぼ40日で終了した。6月10日(金)の夜に労使が合意に達し、労働者は今週月曜日に職場に復帰した。

労働側は、今後12カ月間に2万1,680レアルの支給と15〜20%の賃上げを保証するパッケージを受け入れた。この協約には、今年と来年の利益・成果分配(PLR)、ベースアップ、ボーナス、新しい賃金スケール、2012年の13カ月目の給料の早期支払いが盛り込まれている。これにより、労働者はストを終了した。このストで会社側は110万ドルを超える損害を被った。

この案はグランデ・クリティバ金属労組とVWが何度かの交渉を経て取り決め、工場前に集まった労働者によって受け入れられた。

この金属労働者のストは5月5日、会社側が「パラナの労働者の利益分配額はサンパウロの80%とする」と発表したことを受けて始まった。

2011年の利益分配ボーナス額は1万1,500レアルで、目標とされたサンパウロの支給額と同額である。支払いは2012年1月に行われる。第1回分は5,200レアルで、今年6月中に支給される。

[2011年6月16日――バレスカ・ソリス]