IMFニュース・ブリーフス

ボッシュ・クリティバ労働者がスト

金属労働者は経営側の利益分配案を拒絶した。

photo
photo
ブラジル今週金曜日の朝、ブラジル・クリティバのボッシュ工場前に4,600人の労働者が集まり、経営側が提案した新しい利益分配制(ブラジルで「PLR」と呼ばれる)を拒絶し、無期限ストに入った。

ボッシュは当初「利益が目標額の100%に達した場合に4,600レアル」を提案したが、この金額を4,800レアルに引き上げた。IMFに加盟するCNT/FS傘下の大クリティバ金属労組(SMC)の説明によると、ボッシュは「労働者が利益目標の130%を超える業績を上げれば6,000レアル」に提示額を引き上げたが、工場のこれまでの歴史を考えれば、それは達成不可能である。

工場前での次の会合は、来週月曜日(6月20日)の午前5時30分まで開かれない。ボッシュの金属労働者は合計9,000レアル、第1回分5,000レアルの利益分配を要求しており、「もっと規模の小さい会社の中にも、ボッシュより多額の利益分配に同意したところがある」と主張している。

セルジオ・バトカSMC会長によると、ここ数年ボッシュのPLRは同社の増益に比例して調整されていない。「昨年ブラジル国内で45億レアル以上の利益を上げたのだから、労働者のPLRを増やせるはずだ」

工業都市クリティバにあるボッシュ工場は、この多国籍企業がブラジルに所有する3工場の1つである。同社は3工場で6,000人以上の労働者を雇用している。

[2011年6月18日――バレスカ・ソリス]