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憲兵隊がビルレシク組合員12人を拘留

トルコの組合ビルレシク・メタル・イス加入を理由に即座に解雇され、復職を求めて闘っているMAS-DAF労働者が、政府の介入を求めて同労組が実施した2度目の行動を阻止しようとする憲兵隊に拘留された。

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トルコビルレシク・メタル・イス加入後に不当解雇された110人以上の労働者が、4月からデュズのMAS-DAFマキナ・サナイ工場前でピケを張り、正当な復職権を要求している。

同労組は7月19日に記者会見を開き、デュズからアンカラまでの234キロメートルに及ぶ行進によって行動を強化する計画を発表する予定だった。その直前、憲兵隊が集会を襲撃し、DISKとビルレシク・メタル・イスの執行委員であるセラレティン・アイカナット氏を含む12人の労働者・組合幹部を強制的に拘留した。

労働者と組合幹部は、深夜から翌朝にかけて釈放されたあと首都に向かって行進を開始した。アンカラ到着後、トルコ政府と国際労働機関に「労働者が報復的な解雇や組合差別を恐れずに組合に加入できるようにしなければならない」という強力なメッセージを送る予定である。

MAS-DAF労働者は、7月28日にアンカラのILO事務所前で、7月29日には労働社会保障省前で行動する計画を立てている。

IMFと欧州金属労連は、MAS-DAF労働者の復職を求めて積極的に運動しており、両労連の加盟組織に下記宛に抗議文を送るよう呼びかけている。

Mr. Faruk Çelik
Minister of Labour and Social Security
Fax: +90 312 212 72 30

Mr. Vasip Şahin
Mayor of Duzce
Fax: +90 380 524 48 99



関連リンク:
110 workers fired for union membership in Turkey
IMF letter regarding the MAS DAF case (pdf)


[2011年7月22日――クリスティン・ピーター]