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バージニア州のスウェドウッド労働者が組合加入を票決

米連邦政府機関の全国労働関係委員会が実施した無記名投票選挙で、バージニア州ダンビルのスウェドウッド事業で働く労働者は、IMFと国際建設林産労連(BWI)の加盟組織である全米機械工・航空宇宙労組(IAMAW)への加入を票決した。

アメリカバージニア州ダンビルのスウェドウッド事業で働く労働者は6月27日、IMFと国際建設林産労連(BWI)の加盟組織である全米機械工・航空宇宙労組(IAMAW)への加入を票決した。投票結果は賛成221票、反対69票だった。この選挙の勝利によって、バージニア州でスウェドウッド労働者の権利と社会的公正を求める闘いの第1段階が終わった。

米国系企業スウェドウッドの経営陣は、中立を保ってイケア経営陣がBWIおよびIAMAWと協議した「公正かつ友好的な」選挙を支持するどころか、相変わらず組合の回避を勧める法律事務所の助言に従い、何度か選挙結果を改竄しようとした。

工場閉鎖の噂を流したり、組合に加入しなければボーナスを支払うと約束したりする経営側の押しつけがましい戦術にも負けず、労働者は組合加入を決定した。労働者は機械工労組への加入を票決した主な理由として、安全衛生や人種差別、尊厳、基本的な人間の尊重といった問題に関する不満を挙げた。

労働者は組合加入を票決したが、もちろん闘いが終わったわけではない。労働者にとって次の大きなハードルは、有効な労働協約を取り決め、労働者の安全の改善、尊敬の念に満ちた待遇の促進、えこひいきや差別の撤廃を達成することである。

関連リンク:
Danville, Virginia: Swedwood Workers Vote Union YES!


[2011年7月28日――チェリッセ・フレドリクス]