IMFニュース・ブリーフス

USWがハネウェルとの協約を承認

2011年8月2日にイリノイ州メトロポリスで、全米鉄鋼労組(USW)第7-669支部の組合員がハネウェルとの3年協約を承認し、1年以上前の2010年6月28日に始まったロックアウトが終了した。

アメリカ承認投票は交渉妥結から13日後に行われた(過去記事を参照:http://www.imfmetal.org/index.cfm?c=27185&l=2)。投票が遅れたのは、ハネウェルのウラン転換施設管理者が、ロックアウトされた労働者に職場復帰を明確に指示しなかったためである。

メトロポリスのハネウェル施設では、228人の鉄鋼労働者が粗製ウランを核燃料濃縮用の六フッ化ウラニウム(UF6)に転換している。

国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)の報告によると、「このロックアウトによってハネウェルは、同社のストが9週間目に突入した時点でフル生産を再開し、経験のないスト破り代替労働者を使って再び事業を実施することに決めた。その後数カ月間に2回、この工場では危険薬品の誤った取り扱いが原因で危うく惨事が起こるところだった」。

第7-669支部の組合員は8月15日から職場に復帰し始める。その後、約150人の労働者が再訓練を受け、原子力規制委員会による再認定を取得する。2週間後に40人が、さらに2週間後に残りの労働者が同様に復帰する予定である。経験豊かな適格のUSW組合員が完全に職場復帰すれば、組織労働者は約220人になる。

妥結の結果、ハネウェルがロックアウト開始時に削除しようとしていた主な組合保護条項のほとんどが守られた。例えば先任権、作業要員募集、超過労働、現行労働者の確定給付年金制度の維持、同制度に付随する退職者医療給付などである。

詳しくは下記のICEMウェブサイトを参照: http://www.icem.org/en/3-Energy-Oil-and-Gas/4599-Troubled-to-End-USW-Union-Ratifies-US-Honeywell-Contract

関連リンク:
USW Union at Honeywell Reaches Tentative Labour Agreement


[2011年8月4日――ICEM]