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ロス・ミネロスがエクセロン・デ・メヒコで承認を獲得

8月18日にメキシコ・ドゥランゴ州のラ・プラトサ鉱山で、メキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)第309支部が、カナダ系鉱山会社エクセロン・リソーシズの子会社エクセロン・デ・メヒコの経営陣と合意に達した。

メキシコIMFと国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)の両方に加盟するSNTMMSRMの第309支部は、数カ月にわたって闘争を繰り広げた結果、8月15日に開始した4日間のストで勝利を収めた。

エクセロン・デ・メヒコ経営陣は8月18日、組合承認に関する協約に署名し、新規労働協約の締結を約束した。協約によると、同社は組合を承認するだけでなく、4日間のストライキに参加した労働者に逸失賃金を全額支払い、スト参加者を迫害しないことにも同意した。

この協約は、労使とドゥランゴ州当局、それに組合の闘争を積極的に支援した組織ProDESCの代表による立ち会いのもと、ドゥランゴ州ゴメス・パラシオで締結された。

労働者が権利を求めて闘う際に直面した最大の障害の1つは、2005年に2つの黄色組合が、真の組合による鉱山への立ち入りを阻止するために経営側と保護協約を締結していたことだった。この2本の協約は、それぞれわずか10人、20人の労働者によって締結された。鉱山で働く労働者の大多数は、協約の存在も両組合の指導者のことも知らなかった。

次の段階では、管轄当局のドゥランゴ州地方調停・仲裁委員会がSNTMMSRMの第309支部をラ・プラトサ鉱山で労働者の大多数を代表する組合として確認したあと、第309支部とエクセロン・デ・メヒコ経営陣が新規労働協約を締結することになるだろう。

IMFは以前にラ・プラトサ鉱山の状況について報告し、同社とメキシコ当局に何度か接触した。例えば最近では、エクセロン・デ・メヒコ経営陣が不十分な労働条件に関する労働者の懸念に取り組むどころか、立ち退きを求めて公共省に苦情を申し立てたときである。

IMFと他のグローバル・ユニオンは、この労働者の勝利を歓迎しており、ラ・プラトサ鉱山とメキシコ全般の労働組合権状況の展開を引き続き注意深く見守っていく。

関連リンク:
IMF letter regarding respect for Freedom of Association at Excellon Resources (pdf)


[2011年8月24日――アレックス・イワーノウ]