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米ベライゾンでCWAのストが終結

IMFに加盟する全米通信労組(CWA)と国際電気工組合(IBEW)は8月20日、今後どのように交渉を進め、再編していくかについてベライゾンと合意に達した。

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アメリカCWAとベライゾンとの労働協約が8月6日に失効した。

ベライゾンは新協約で、年金の凍結・廃止、オフショアリングの拡大、医療保険制度の大幅削減、負傷した労働者への障害者給付廃止を狙っていた。ベライゾンは、過去4年間に195億米ドルの利益を上げて経営トップ5人に2億5,800万米ドルを支払っていながら、合計100件近い譲歩を要求した。

今後の展開に関する新協約によると、現行協約は無期限で復活するが、当事者は9月20日以降、7日前に通知して解約することができる。

ベライゾン・コミュニケーションズで8月7日からストに入っているCWAとIBEWの組合員は、8月23日(火)に職場に復帰する。主要問題についてまだ議論していないが、争点は絞り込まれた。両組合は今後、公正に交渉して前進することに重点を置く。

CWAとIBEWは、バージニアからニューイングランドに及ぶ地域で、この協約の対象となるベライゾン労働者4万5,000人を代表している。

問い合わせ先:キャンディス・ジョンソン、CWA広報担当、cjohnson@cwa-union.org

関連リンク:
Verizon demands concessions, refuses to bargain
CWA-Verizon Return to work agreement (pdf)


[2011年8月23日――ライナー・サンティ]