IMFニュース・ブリーフス

メキシコのフォルクスワーゲン労働者が6%の賃上げを獲得

同社との協約には、組合員への一時金、臨時労働者への雇用契約、組合員の子どもの教材費に対する会社からの補助も盛り込まれている。

メキシコフォルクスワーゲン労組(SITIAVW)は、スト開始予定の数時間前に会社側と合意に達した。この協約には、6%の賃上げ、全組合員への661ペソの一時金、臨時労働者500人への雇用契約が盛り込まれていた。

同労組のビクトル・ハイメ・セルバンテス・ロサス書記長は地元マスコミに「午前4時に労使が合意に達した結果、ストは回避された」と語った。

同書記長によると、6%という賃上げ率はインフレ率を超えており、同労組が目標としていた他の自動車会社の賃上げ率を上回っていたため、労働者はこの成果に満足していた。

書記長は、「会社側は、1万1,800人を超える組合員の子どもを対象に、子どもの人数にかかわらず教材費を補助する」とも説明した。

当初、組合側は13%の賃上げを要求していたが、その後7.5%に要求を下げた。一方、会社側は4.5%の賃上げ、臨時労働者400人への雇用契約、子どもが2人以上いる労働者のみに対する教材費補助を提示していた。

[2011年8月18日――バレスカ・ソリス]