IMFニュース・ブリーフス

全米トラック運転手組合、カリフォルニアでBMWと合意

力強い断固たるキャンペーンの末、米国の南カリフォルニアで70人近いBMW倉庫労働者が労働協約をさらに半年更新した。全米トラック運転手組合第495支部に加入するこの労働者たちは、国際運輸労連(ITF)とIMF加盟組織の英ユナイト・ザ・ユニオンおよび独IGメタルが参加する積極的なキャンペーンを通じて雇用を取り戻した。BMW欧州従業員代表委員会が重要な役割を果たした。

アメリカBMW経営陣は6月、全米トラック運転手組合(IBT)第495支部の組合員に対し、南カリフォルニアの同社倉庫で自動車部品保管業務に従事する組織労働者68人の代わりに、外部委託労働者を雇い入れることを通知した。旧協約は8月末に失効する予定だった。

2011年8月10日、アメリカ全国でのIBTによる強力なキャンペーン、IMF加盟組織である英ユナイトと独IGメタルからの国際連帯支援、それにBMW欧州従業員代表委員会の関与により、IBT第495支部指導部とBMW経営陣は、現行協約を6カ月間延長することで合意に達した。

会社側は、この暫定期間中に第495支部と協力して相互に受け入れ可能な解決策を見つけ、カリフォルニア州オンタリオの現BMW労働者の長期雇用に取り組むことを約束した。

組合側は、今後数カ月間に解決に至るまでの間、BMWの消費者とサプライチェーンを狙った追加的なキャンペーン活動の一時停止に同意した。しかし同労組は、特別キャンペーン・ウェブサイト(www.BMWUltimateMisery.com)に交渉経過に関する資料や最新情報を引き続き掲示する。

カリフォルニア州オンタリオの倉庫は20万種類の自動車部品を取り扱い、西海岸のBMWディーラーや他の自動車用品販売店にジャスト・イン・タイムで納入している。

[2011年8月15日――アレックス・イワーノウ]