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ザンビアの鉄鋼労働者が十分な賃上げを獲得

全国建設・エンジニアリング・一般労組(NUBEGW)は、鉄鋼部門の使用者団体と13%の賃上げを取り決めた。この増額率はザンビアのインフレ率を大幅に上回っている。

ザンビアグローバル経済が厳しい状況にあることを考えれば、ザンビアはかなり順調であるように思える。ほとんどの経済部門がプラス成長を記録しており、これはGDPの増加に表れている。インフレ率は9%前後で推移している。

ザンビアの経済が安定を保ち、明るい方向へ向かっているように見える一方で、食料・燃料価格が上昇しており、生活費がかさんで労働者は多くの必需品を入手できなくなっている。

NUBEGWは鉄鋼労働者のために13%の賃上げの取り決めに成功した。この率は現在のインフレ率より少なくとも5%高く、実質的な賃上げとなっている。

NUBEGWは、建設部門との交渉ではより厳しい状況に直面しているが、少なくとも9%の賃上げは確保した。

NUBEGWのジョージ・シカズウェの寄稿記事

[2011年8月13日――アイシャ・バハドゥール]