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オーストリアの金属労働者、2011年の賃金交渉を終了

オーストリアの金属部門では、幅広いストが前向きな賃金協約を後押しした。印刷、ジャーナリズムおよび製紙部門の俸給従業員労組であるPRO-GEとGPA djpは10月18日、17万人の金属・産業労働者を代表して交渉を終え、成果を獲得した。

オーストリア: 2011年の賃上げ率は4.2〜4.4%で、部門最低賃金は1カ月当たり80ユーロ(5.3%)とかなり引き上げられる。ICEMはこの賃上げを称賛し、ユーロゾーンの悲惨な財政状況を相殺する消費者パワーを生み出すうえで素晴らしい模範になると述べた。この1回の交渉でオーストリア経済への3億ユーロの注入を取り決めたことについて、PRO-GEとGPA djpを祝福しなければならない。

これが可能となったのは、先週、戦略的に早期のストを実施して昨日まで3回目の交渉を行い、使用者側に賃上げ提示を4%以上に引き上げさせたからである。

「特に最低賃金労働者のために、持続可能な賃金・給与増額の主な要求を達成した《とライナー・ウィンマーPRO-GE交渉責任者は述べた。「この協約を実現に導いてくれた職場委員と組合員、支持者に感謝する。800件の職場行動を実施し、ストによって圧力をかけていなければ、この成果は達成されなかっただろう《

一連のストは先週の木曜日と金曜日に実施され、使用者側が公正な賃上げを求める労働者の勢いの強まりを認識して組合側の提示条件で和解に達していなければ、10月17日(月)まで続けられることになっていた。10月16日(日)に急遽特別交渉が招集され、ナショナルセンターOGBのエーリッヒ・フォグラー会長と主要使用者団体であるオーストリア連邦産業院(WKO)の総裁が参加し、その認識が得られた。

さらなるストを回避するために10月20日から昨日まで3回目の交渉が行われ、労使双方は14時間に及ぶ交渉を経て今日未明合意に達した。

この協約によって11月1日に、最低等級の労働者は4.4%、中級労働者は4.3%、上級労働者は4.2%、最上級労働者は4%、賃金が引き上げられる。加えて、見習工の賃金も4.3%増え、すべての給付金も同じだけ増額される。

最高の業績は、最低賃金が5.3%上がって1カ月当たり1,584ユーロになったことだろう。この賃金協約によって、自動車部門で2万5,000人、基幹鉄鋼部門で1万6,000人、非鉄金属部門で5,000人、設備工事部門で5,000人、機械、金属製品その他の工業生産部門で数万人の労働者の購買力が高まる。

オーストリアの金属部門協約は、今度は小売部門労働者45万人の見本となる。小売労働者を代表する組合と小売業の使用者は10月19日に協議を始める。

[2011年10月18日 ICEM]