IMFニュース・ブリーフス

ウルグアイで金属労働者のストが終了

労働組合による国際的な支援と連帯のおかげで25日以上に及んだストが成功裏に終結し、UNTMRAは謝意を表明した。この闘いによって全国レベルで金属労働者の団結が強化された、と同労組は言う。

photo
photo
ウルグアイ: ウルグアイの金属労働者は、25日間のストと15カ月に及ぶ使用者・政府との労働協約交渉闘争を経て仮協約を締結した。

全国金属労組(UNTMRA)のフアン・アルフォンソ会長は次のように語った。「この闘いによって労働者の団結がはるかに強まるとともに、基本給が1時間当たり(60ペソから)73ペソに上がった。他の区分の時給も多くの労働者の予想を超えて、それぞれ83ペソ、89ペソ、94ペソ、105ペソ、121ペソ、141ペソに上がる。私たちは3%+インフレ率(消費者物価指数(CPI)は約4〜5%)の賃上げを勝ち取り、合計7%前後の賃上げが6カ月ごとに実施される。1万4,000ペソの最低賃金を目指していたが、それ以上の成果を達成した《

使用者側は、55歳を超える労働者の雇用にも同意した。UNTMRAの説明によると、ウルグアイでは男性の退職年齢が60歳で、40歳になるころには早くも仕事に就くのが難しくなる。使用者は、経験上足を理由に若年者の雇用を避けないようにすること、金属部門で22歳以下の労働者の採用を奨励することにも同意した。

この労働協約は、勤労者世帯向けに、例えば教育、医療、スポーツなどに使われる労使共同出資の社会基金も定めている。

フアン・アルフォンソは次のように述べた。「当組合は、この協約で自分たちが達成した成果だけでなく、労働者が支援と闘志を示してくれたことも誇りに思っている。それがなければ私たちは無力であり、何もできないだろう《

「この闘いにおいて非常に重要な一歩を踏み出したが、引き続き前進しなければならない。この争議に関するニュースを回覧してくれたすべての同僚たちに、また、FANAMEPSICOP(ペルー)、CNM/CUT(ブラジル)、FETRAMECOL(コロンビア)、鉱山労組(アルゼンチン)、CONSTRAMET(チリ)、STIMAHCS(メキシコ)、CNMMおよびCUT MINERA(ペルー)、ホンダ労組(メキシコ)など南米全域の組合、それにフランス金属労連、すべてのIMF加盟組織に支援を感謝する《

[2011年11月9日 バレスカ・ソリス]