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12月7日にヨーロッパでアルセロール・ミッタルの金属労働者が結集

ヨーロッパの金属労組は、アルセロール・ミッタルと同社の下請会社に雇用されるすべての労働者に対し、12月7日の欧州連帯行動に参加し、ヨーロッパの主要鉄鋼メーカーの工場閉鎖とリストラ計画、雇用削減に抗議するよう呼びかけている。

ヨーロッパ: 12月7日に欧州全域のアルセロール・ミッタル事業所で、労働者がストや作業停止、デモ、集会に参加し、同社の現行戦略に抗議するとともに、同社と雇用の今後の発展に保証を与える代替案を要求する。

この行動には、アルセロール・ミッタルに組合員がいる欧州金属労連(EMF)傘下の金属労組28団体が加わっている。アルセロール・ミッタルを批判する理由は、同社が短期的な利益を最大化する方針を取り続け、2006年以降3万人の雇用を削減し、戦略的投資を行わず、研究開発も上十分で、ずさんな計画に基づいて余剰人員を解雇し、一方的に決定を下していることだ。

それに対して労働側は、革新と研究開発、能力と人的資本を開発する方針、組合との協議、閑散期を利用した従業員訓練や近代化への投資を求めている。 ヨーロッパの労働組合は、鉄鋼を引き続き総合的な独立した欧州産業政策(鉄鋼業の統治への国家干渉を含む)の中核に据えるよう確保するために、すべての力を出し切ることを約束している。

詳しい情報については欧州金属労連ウェブサイトを参照。

関連リンク:
EMF call for mobilisation on 7 December 2011 (pdf)


[2011年11月23日 ライナー・サンティ]