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コロンビアの労働組合団結プロジェクトに肯定的評価

労働組合セミナーで、統一全国製造業部門組合の形で引き続き団結を促進していくという決定が支持された。代議員は一般組合員の参加も呼びかけ、若年・女性指導者による参加の拡大を歓迎した。

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コロンビア: 労働組合強化プロジェクトに参加しているIMF加盟組織のFETRAMECOLとUTRAMICOL、それにICEM加盟組織が、11月20〜22日にコロンビアのボカヤで評価・計画セミナーを開催した。このプロジェクトの主な目的は、製造業部門で全国レベルの労働組合団結を促進し、現行の企業レベル労働組合機構を改善する全国的組織化に関する案を練り上げることである。

セミナーには、IMF加盟組織の代議員、参加連合団体であるICEM、IMFジュネーブ本部、IMFラテンアメリカ地域事務所、スウェーデンIFメタルのエルランド・リンドクビストが出席した。

全国コーディネーターのノホラ・トーバーによると、このセミナーでは今後の会合に向けて新たな戦略を策定し、例えば、労働組合団結プロセスの継続や、ICEMの同僚と未組織労働者、外部委託労働者の統合が決定された。トーバーは女性・若年労働者の参加も歓迎し、「2009年に開かれた最初のセミナーでは参加率が10%だったが、今ではすでに20%に達している《と述べた。

このセミナーでは地域コーディネーターたちが、全国団結協議会の進展など過去1年間の展開について報告するとともに、全国団結協議会のネットワークを発展させるうえでの問題や課題、行動を確認し、このプロジェクトによって組合を強化するための行動計画を策定した。

全国団結協議会は実験的な試みであり、新GUFの結成を視野に入れている。メンバーは12人で、2つの加盟組織(FETRAMECOL、UTRAMICOL)およびコロンビアのICEM組合協議会の代議員各2人と、これら3団体傘下の主要6組合の指導者各1人で構成される。

セミナーの終わりに、2012年に必要とされる活動を確認した。すなわち、団結の達成方法をめぐる討議の促進、指導部と組合員とのコミュニケーション改善、組合員の参加拡大、地域コーディネーターと研究グループによる行動計画実施への取り組みの保証だ。その狙いは、2012年11月中旬までに新しい労働組合機構の構築に関する案と計画を仕上げることである。

エルランド・リンドクビストはIFメタルを代表して、これまでの進展と努力に触れたが、言い訳を探したり上完全な方式を避けたりせずに新しい組織機構を編成する必要があることを強調した。
IMFは、プロジェクト開始以来大きな成果を挙げているコロンビアの指導者たちによる取り組みを強調し、目標達成に向けて加盟組織とICEMが実施した活動を歓迎した。フェルナンド・ロペスが、プロジェクトを強力に推進して実行可能な措置を計画する必要があると述べ、これは関係者全員の任務だと強調した。2012年11月に大規模な全国会合を開き、コロンビアの製造業部門のための新しい労働組合機構を承認して正式に設立できるよう願っている、とロペスは付け加えた。

[2011年12月14日 バレスカ・ソリス]