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クーパー・タイヤ労働者が連帯を構築

アメリカのクーパー・タイヤでロックアウトされている労働者の代表団が、セルビアの組合幹部と会談し、同社に対応するにあたっての共通アプローチと相互援助について議論する。

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アメリカ/セルビア: 全米鉄鋼労組(USW)からの報告によると、クーパー・タイヤ・アンド・ラバー社のオハイオ州フィンドレー工場の第207L支部代表団と国際労働組合代表が、先ごろクーパーが買収したセルビア・クルシェハッツのタイヤ工場で労働者を代表するセルビアの組合ネザビスノストの指導者と会談する。

アメリカの代表団とセルビアの同僚は1週間かけて、クーパー社内の共同活動と両国の労働者が支援し合う方法について議論する。

それに先立って、同社がセルビアのタイヤ工場購入計画を発表したあと、セルビアの組合ネザビスノストのミロラド・パノビッチ会長が、会社側にフィンドレーのロックアウト終了を要求するとともに、アメリカでクーパーにロックアウトされている労働者1,051人への支援を誓約した。

レオ・W・ジェラードUSW国際会長は、「国際連帯は多国籍企業との争議の場合に特に重要であり、直接連携して情報を共有すれば、大西洋の両側の労働者にとって役立つ可能性がある《と述べた。

フィンドレーのクーパー・タイヤの状況は依然として厳しく、USWは引き続き米国内外でさまざまなグループに接触している。

「クーパーはオハイオ州フィンドレーで労働者1,050人をロックアウトした。しかし、組合員が公正な契約に基づいて職場に戻るまで、私たちは同社が活動するあらゆる場所で闘う《とジェラードは述べた。

USWは1月14日(土)を全国行動デーと宣言しており、ロックアウトされた労働者を支援して全米100都市以上で行事が実施される。

関連リンク:
Cooper Tire workers mobilize globally to support locked-out in the USA


[2012年1月12日 アレックス・イワーノウ]