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ユニリーバで年金削減反対スト

1月18〜28日に食品・清掃用品会社ユニリーバの英国工場で労働者が10日間のストを実施し、年金削減案に抗議した。ストライキ基金が設立された。

イギリス: 1月18日、ストが原因で、コールマンのマスタード、マーマイト、パーシルなど、主要な食品・清掃用品の生産が停止した。

ユニリーバの年金制度変更によって、労働者の貯蓄が20〜40%減る。ある労働者の見積もりによると、ユニリーバが確定給付年金制度の撤廃案を強引に進めれば、退職後の収入が年間7,000ポンド減ることになる。経営陣の年金には影響がない。

ユナイト全国役員のジェニー・フォームビーは次のように述べた。「このストに対する固い支持は、ユナイト組合員がひどい扱いに甘んじるつもりはないという明確なメッセージをユニリーバに送るものだ。現在、この10日間のストの2日目で、国民からの強い支持と連帯メッセージが毎日届く中、労働者は自分たちの立場を貫いており、制度変更の受け入れを強制されるつもりはない」

「私たちはユニリーバと会談して争議の解決策をめぐり議論する準備も意思もある」

1月17日、ユナイトはユニリーバと同社による労働者の扱いを取り上げた「ユニリーバ――口で言うほどクリーンではない」という動画を公開した。視聴者に対し、ユニリーバCEOのポール・ポルマンに簡単なメッセージを送るよう求めている――「そろそろ対話すべき時だ」。

ウォーリントン、パーフリート、マンチェスター、マージーサイド、リーズ、グロースター、グウェント、スタッフォードシャーにあるユニリーバ英国工場で、1月18〜28日にユナイトの要求を支持するピケが計画されている。

詳しくはユナイトのウェブサイトを参照。

[2012年1月20日 ライナー・サンティ]