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メキシコ電機労組に支援を

レイバースタートはメキシコ電機労組を支援してオンライン連帯キャンペーンを開始した。加盟組織は、オンライン抗議文への署名によってキャンペーンを支援するよう求められている。

メキシコ: ウェブサイトのレイバースタートは、メキシコ電機労組(SME)を支援して連帯キャンペーンを開始した。2009年10月、SME組合員4万4,000人が警察によって職場から強制的に追い出された。

組合員たちの雇用は、国有会社ルス・イ・フエルサ・デル・セントロ(LFC)清算後に打ち切られた。メキシコ中部への電力供給事業とLFCの資産は同じく公営電力会社のメキシコ連邦電力委員会(CFE)に引き継がれたが、CFEを組織化している組合は腐敗した消極的な組織という悪評を得ていた。

それまでは高度な技能を有する組織労働者が安全な仕事を実施していたが、LFC閉鎖後、職業訓練を受けておらず経験もない未組織労働者が代わりに雇用された。この結果、2年間で30件の死亡事故が発生した。

それ以来、SME組合員1万6,599人は退職手当を拒絶し、雇用を求めて闘い続け、政府がメキシコの法律に従って「代わりの使用者」を見つけるよう要求している。IMFは、自分たちの権利を求めて闘うSME組合員を強力に支援しており、加盟組織に対し、レイバースタートのキャンペーン・ページからメキシコ政府にオンライン抗議文を送るよう求めている。

政府との交渉が迫っていることを考えれば、一連の抗議行動はなおさら重要である。政府は当初、2011年11月30日までに解決すると約束していたが、内務大臣がヘリコプター事故で死亡したあと交渉が打ち切られた。

関連リンク:
Mexican electricians win show-down but continue fight
LabourStart campaign page


[2012年1月19日 アレックス・イワーノウ]