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エコペトロルがUSO会長を復職

国内外の労働組合連帯のおかげで、エコペトロル社長はロドルフォ・ベシーノUSO会長を復職させるとともに、同会長に課していた10年間の役職就任禁止も取り消した。

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コロンビア: エコペトロル社長は、同社の内部統制室による決定を覆し、コロンビア石油労組(USO)のロドルフォ・ベシーノ会長を復職させた。役職就任禁止も取り消された。

エコペトロルは、2011年12月にロドルフォ・ベシーノ会長を解雇し、10年間、役職に就くことも禁止した。USO会長は2010年、ポロ・デモクラティコ党のボリバル県知事候補も出席する行事に参加したが、その後、同会長に対する懲戒手続きが始まり、この解雇はその最終的な措置だった。
最終決定権はエコペトロル社長のハビエル・グティエレス・ペンベルシーが握っており、同社長はベシーノの解雇と処罰を追認すると予想された。

一方、コロンビアの組合とICEMやIMFなどの国際組合は事態を見守り、組合指導者に有利な決定を下すよう同社に圧力を加えるため、USOの同僚に連帯支援を提供していた。

ICEMコロンビア事務所は国際労働組合運動に、エコペトロル社長がベシーノの復職を決定したことを知らせた。ICEMのカルロス・ブストスは次のように語った。「この決定は、ICEMをはじめとする国内外の組織がこの事件に注目した結果だ。今回の出来事もまた、闘いに取り組むにあたって労働者間の団結と連帯が決定的な役割を果たすことを示している」

[2012年1月17日 バレスカ・ソリス]